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えー、今日は沖原 泡の誕生日だそうで
ハピバ小説やります
風星と光月と
シヴァ・ヴィシュヌ・創の三人
です。
誕生日おめでとう!
ちなみに沖原のみお持ち帰り可能です。
「可愛い子ちゃ~ん、会いたかったよ~ん!」
風星さんがシヴァに飛びかかる。
「うっせえ!」
シヴァはすかさず中段回し蹴りを決める。速さ・美しさともに、それは人間の枠を超えていた。
「いった~~~い、こんな暴力的に育てた覚え、私ないよ!」
「まず育てられてねえ!」
大乱闘が始まる。
カオス。まさにカオス。
光月さんを見ると、苦笑い。
同じDNAが流れているとは、考えられない。
世界って不思議だ。
今日は風星さんと光月さんがヴィマナに来ている。
なんでもヴィシュヌが招待したらしい。
そういや今日
「ホームパーティーするから、来てね~!」
そう言っていた。
それと、スペシャルゲストが来る、とも。
なるほど、確かにスペシャルだ。
風星さんのフワフワの銀髪は目を奪われるし、光月さんのサラッサラの後ろで縛った金髪はかっこいい。
さらにあっさりした性格の二人は、歳とかの壁がなく、誰に対しても平等だ。
俺は少し二人に憧れてる。
食堂に二人は通された。
とりあえず昼ごはん、ということだ。
「今日のメニューは上質小麦粉と栄養満点の胚芽を使った胚芽ナン、良質のターメリック、ニンニク、クミン等々、そして沖縄産のウコンを入れた野菜カレー、インドの銘茶、チャイでございます。美容にも良いでございますよ~。まあお二方の場合、そうでなくともお綺麗ですが。」
ヴィマナのパイロット・アジュビンさんは笑った。
心の底からそう思っている、そんな感じだ。
ヴィシュヌが言う。
「お腹空いたし、早く食べようか。」
しっかりと胸の前で手を合わせ、
「いただきまーす!」
じゃがいもよこせ!
うるせー馬鹿女!
うるせーアホ金髪!
黙れクソテカテカ天パ!
テカテカはてめーもだ!
食堂に喧嘩は絶えなかった。
まあ、賑やかで良しということで。
食べ終わってからは、ノリでまさかの王様ゲームに。
「王様だーれだ!」
ノリノリではしゃぐヴィシュヌ。
高々と手をシヴァが突き上げた。握られているのは、王の一文字が入ったアイスの棒。
「はい、じゃあ命令して、シヴァ!」
「二番が女性にドロップキック」
ああ、復讐するつもりだ。
「クククク・・・ノゲブ!」
ものすごくシヴァらしくない声をだす。
風星さんにドロップキックされたのだ。
「私可愛い子ちゃんに暴力ふるいたくなかったの~。」
「よく言うよ、この可愛い俺をなぐ」
どん。
花瓶が一瞬浮き、倒れる。
花瓶が割れると同時に光月さんの頭が床に落ちた。
どうやら光月さんを蹴り飛ばしたようだ。
「あれ、誰か一人減ってない?」
真顔で言う風星さん。
脱落者:一人 生存者:四人
俺は明日生きているだろうか。
脱落者は光月さんに留まり、なんとか生き延びた。
「では、最後の余興が待っていますよ。各々このバッグを背負いくださいまし。」
アシュビンさんが四人分バッグを持ってきた。
光月さんは病院送り。
「はい?」
みんな言われるがままにバッグを背負う。
「では、こちらに。」
そういってハッチのある部屋に案内する。なんだ?
「高度が一定の低さに達すると、開きます。開かない場合は、横の紐を強く引っ張ってくださいまし。」
ホホホ、と笑ってそそくさと部屋を立ち去る。
そのとき。
「のあああああああ!」
突然床がパカッと開き、自由落下。
数秒後、バサリとバッグからパラシュートが出てきた。
開くってこれかい!
全員苦笑いのなか、風星さんが叫んだ。
「すげえぇぇぇ!」
海の真上数センチ、真っ赤な宝石のような夕陽が浮いていた。
「わああぁ・・・」
ヴィシュヌが感嘆の声を漏らす。
風星さんが僕を見た。
「ねえ創。」
「ん?」
「こんな綺麗な世界創ってくれて、ありがとね!」
最後に、シヴァ全員に向けて訊いた。
「なあ、どこに着地すればいい?」
・・・あぁ・・・